【医療経営改善】すぐにできる10のポイント【2024年】
佐野春香
ドクターアシスト代表
記事を執筆しましたドクターアシスト代表の佐野春香です。「ドクターアシスト」のブログの監修とCEOを兼務。5年にわたっての医療業界での就業経験の知見を医療業界での女性の活躍推進、医療業界の未来への貢献に役立てています。
Contents
医療経営改善:すぐにできる10のポイント
医療経営は、経営理念の明確化、収益計画の作成、適切な人材配置、質の高い医療提供、効率的な業務運営、リスク管理、法令遵守、地域医療への貢献、継続的な改善など、様々な要素をバランスよく取り組む必要があります。
しかし、日々の業務に追われ、経営改善に取り組む時間がないという医療経営者も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは、すぐにできる医療経営改善の10のポイントを紹介します。
1.待ち時間の削減
詳細:
- 予約システムの導入:オンライン予約システムを導入し、患者が自宅から予約できるようにすることで、予約時間の短縮と電話予約の負担軽減を実現。
- 診察時間の短縮:医師による診察時間の標準化と効率化により、診察時間の平均を5分短縮。
- スタッフの効率的な配置:受付、診察室、会計などのスタッフ配置を最適化し、待ち時間の平均を15分短縮。
具体例:
- オンライン予約システム「〇〇」を導入し、予約数を月間200件増加。
- 医師向け診察時間管理研修を実施し、診察時間の標準化を実現。
- 医療事務スタッフを増員し、会計待ち時間を10分短縮。
数値:
- 待ち時間の平均を20分短縮
- 患者満足度を10%向上
2.患者満足度向上
詳細:
- 丁寧な説明とコミュニケーション:医師とスタッフが患者に十分な時間を確保し、丁寧な説明とコミュニケーションを行うことで、患者の不安を軽減し、信頼関係を築く。
- 清潔で快適な院内環境:院内の清掃と整理整頓を徹底し、明るく清潔な環境を維持することで、患者の安心感と快適性を向上。
- 患者アンケートの実施:定期的に患者アンケートを実施し、患者満足度の現状を把握し、改善点を見つける。
具体例:
- 医師向けコミュニケーション研修を実施し、患者とのコミュニケーションスキルを向上。
- 待合室にキッズスペースを設置し、子供連れ患者への配慮。
- 患者アンケート結果を分析し、不満点の改善に努める。
数値:
- 患者満足度調査で「満足」と回答した割合を80%以上にする
- 口コミサイトでの評価を星4つ以上にする
3.スタッフのモチベーション向上
詳細:
- 働きやすい環境づくり:長時間労働の是正、柔軟な勤務時間、育児休暇制度などの導入により、スタッフのワークライフバランスを支援。
- 研修制度の充実:医師、看護師、事務スタッフなど、職種に応じた研修制度を充実させ、スタッフのスキルアップを支援。
- キャリアパスの明確化:スタッフのキャリアパスを明確化し、キャリアアップの機会を提供することで、モチベーション向上と離職率の低減を実現。
具体例:
- フレックスタイム制を導入し、スタッフの働き方に柔軟性を。
- 専門医取得支援制度を設け、医師のキャリアアップを支援。
- 定期的なキャリア面談を実施し、スタッフのキャリアプランをサポート。
数値:
- 離職率を10%以下にする
- スタッフ満足度調査で「満足」と回答した割合を90%以上にする
4.医療費の適正化
詳細:
- 医療材料の適切な使用:必要最小限の医療材料を使用し、高額な医療材料の使用を控えることで、医療費の適正化を実現。
- 無駄な検査や治療の削減:ガイドラインに基づいた診療を行い、不要な検査や治療を削減することで、医療費の無駄を省く。
- 適正な診療報酬請求:診療報酬のルールを遵守し、適正な請求を行うことで、医療費の適正化に貢献。
具体例:
- 医薬品適正使用委員会を設置し、医療材料の使用状況を定期的に監査。
- 検査・治療指針を策定し、不要な検査や治療を減らす。
- 診療報酬請求担当者を研修させ、請求ミスを防止。
数値:
- 医療費を前年比5%削減
- 医療費に対する適正請求割合を95%以上にする
5.業務効率化
詳細:
- 電子カルテの導入:カルテの電子化により、カルテ作成、閲覧、共有などの業務を効率化し、時間とコストを削減。
- 業務分担の見直し:スタッフの役割分担を明確化し、業務を効率的に分担することで、業務の重複や無駄を省く。
- 外部サービスの活用:清掃、会計、人事などの業務を外部に委託することで、医療機関のコア業務に集中できるようにする。
具体例:
- 電子カルテシステム「〇〇」を導入し、カルテ作成時間を30%短縮。
- 医療事務スタッフの業務分担を見直し、受付業務を効率化。
- 清掃業務を外部業者に委託し、スタッフの負担軽減。
数値:
- 医師1人当たりの診療時間数を10%増加
- 事務コストを前年比10%削減
6.リスク管理
詳細:
- 医療事故防止対策:医療事故防止マニュアルの策定、スタッフ研修の実施、安全装置の導入などにより、医療事故を未然に防ぐ。
- 医療訴訟対策:医療訴訟リスクを分析し、適切な対策を講じることで、医療訴訟を回避。
- 情報セキュリティ対策:情報セキュリティポリシーの策定、スタッフ研修の実施、セキュリティソフトの導入などにより、患者情報の漏洩を防ぐ。
具体例:
- 医療事故防止マニュアルを策定し、スタッフ全員に周知徹底。
- 医療訴訟リスク分析を行い、高リスクな医療行為への対策を強化。
- 情報セキュリティ研修を実施し、スタッフのセキュリティ意識向上。
数値:
- 医療事故発生率を0.1%以下にする
- 情報漏洩件数を0件にする
7.法令遵守
詳細:
- 医療法、薬事法などの法令遵守:医療法、薬事法などの法令を遵守し、違法行為を防止することで、医療機関の信頼性を高める。
- 医療広告ガイドラインなどの遵守:医療広告ガイドラインなどのルールを遵守し、適切な広告を行うことで、患者の誤解を防ぐ。
- 定期的な法令研修:スタッフ向けに定期的な法令研修を実施し、法令遵守意識を高める。
具体例:
- 法令遵守担当者を任命し、法令遵守体制を強化。
- 医療広告ガイドライン遵守のための社内ルールを策定。
- 年に2回、法令研修を実施。
数値:
- 法令違反件数を0件にする
8.地域医療への貢献
詳細:
- 地域医療連携の推進:地域の医療機関と連携し、患者にとって最適な医療を提供することで、地域の医療体制を強化。
- 地域住民向けの健康講座:地域住民向けの健康講座を開催し、地域の健康増進に貢献。
- 地域医療機関との連携:地域の医療機関と連携し、災害時などの医療体制を強化。
具体例:
- 地域医療連携協議会に参加し、地域医療機関との連携を強化。
- 高齢者向けの健康講座を開催し、地域の健康増進に貢献。
- 災害時医療協力協定
9.経営指標の分析
詳細:
- 収益率、患者数、スタッフ離職率などの経営指標の定期的な分析:経営指標の分析を通じて、経営課題や改善点を把握し、経営戦略の見直しを行う。
- 競合他者との比較分析:競合他者との経営指標の比較分析を行い、自院の競争力を確認し、戦略の修正を行う。
- 経営会議の実施:定期的な経営会議を実施し、経営指標の分析結果や改善施策の検討を行う。
具体例:
- 月次経営会議を実施し、経営指標の分析と改善施策の検討を行う。
- 競合他者の収益率を調査し、自院の収益率と比較分析。
数値:
- 経営指標の改善率を年間で5%以上にする
10.継続的な改善
詳細:
- PDCAサイクルの導入:Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)のサイクルを繰り返し、継続的な改善を実現。
- スタッフ参加型の改善活動:スタッフ全員が参加し、業務改善のアイデアを出し合うことで、改善意識を醸成。
- 定期的な内部監査:定期的な内部監査を実施し、業務プロセスの問題点を発見し、改善施策を立案。
具体例:
- 月次のPDCA会議を実施し、各部署の改善活動を促進。
- スタッフ向けのアイデアボックスを設置し、改善アイデアの募集を行う。
- 年に1回の内部監査を実施し、監査結果をもとに改善施策を実行。
数値:
- 改善提案の採用率を70%以上にする
- 内部監査の改善点を年間で20件以上発見し、改善施策を実行する
こちらもご参照ください。
【2024年4月版】医師転職サイトのおすすめ5選【厳選比較】
【クリニック集患術】新規患者の獲得と既存患者の維持に役立つ10の方法
| 病院が廃業に追い込まれた理由 TOP10 |【2024年】
【最新事例付き】開業前に知りたい!成功するクリニックの作り方10の秘訣
病院がグーグルマップで業者に口コミを依頼 ?! | してはいけない理由BEST5 |【2024年】
参考URL
詳細情報については、以下のリンクを参考にしてください。
医師のお仕事探しはドクターアシストがお手伝いいたします。「ドクターアシスト」は医師のより良い環境で働きたいをかなえるプラットフォーム。医療従事者支援士と全国フランチャイズの展開も行っております。ご利用お待ちしております。
医師のお仕事探しはドクターアシストがお手伝い。
「ドクターアシスト」はお医者さんの良環境で働きたいをサポートするポータルサイト。
医療の未来を応援します。https://t.co/0ueBuSFlMM#医師 #転職 #サイト pic.twitter.com/DnWlucfcbt
— ドクターアシスト (@doctor_assistJP) December 29, 2023









