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【超解説】「直美」とは何者?初任給2000万円!美容外科直行“直美”が急増中!医療崩壊の前兆か?

【超解説】「直美」とは何者?初任給2000万円!美容外科直行“直美”が急増中!医療崩壊の前兆か?

1. 「直美」とは誰なのか?

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「直美」を知っていますか? ここでいう「直美」とは人名ではなく、「ちょくび」と読みます。近年、医学界で登場した言葉で、「直ぐに美容医療へ進む医師」を指す造語です。この背景には、平成16年以降に導入された医師の初期研修制度があります。医学部を卒業した医師は、2年間にわたり厚生労働大臣が指定する病院で研修を受けることが義務付けられています。研修の目的は、医師としての基礎を固め、専門分野を問わず適切な診療が行える能力を身につけることです。

しかし、初期研修を終えるとすぐに美容医療の道を選ぶ医師たち、いわゆる「直美」が増加しています。「直美」という言葉は、「直ぐ」に「美容医療」に進むことに由来しており、数年前から使われ始めました。一部の週刊誌の報道によれば、初期研修後に約200人が「直美」になると推測され、これは新しく医師になる約8000人のうち2%に相当します。

2. なぜ「直美」が増えているのか?

美容医療の需要が高まる中、「直美」が増える背景にはいくつかの要因があります。美容医療の対象は基本的に健康な人々であり、保険診療ではなく自由診療で行われるため、収入が高いことが挙げられます。たとえば、ヒアルロン酸注射や永久脱毛といった比較的シンプルな処置も多いため、経験の浅い若手医師でも対応可能です。

また、美容クリニックは都市部に集中しているため、医師たちは都市で快適な生活を送りながら働けます。さらに、緊急対応が少なく労働時間も短い傾向があり、待遇面でも魅力的です。こうした条件は、特に若手医師にとって非常に魅力的に映るのです。

日本のお隣、韓国では美容医療分野がさらに進んでおり、医師不足の一因ともなっています。日本でも同じような現象が起きつつあるのかもしれません。

3. 美容医療の光と影

美容医療が人生を前向きにする力を持つことは否定できません。実際に、「クマ取り」や「涙袋形成」などを通じて、自信を取り戻す人もいます。しかし、この現象に疑問を持つ医師も少なくありません。41年間外科医として働いてきた筆者もその一人です。

筆者はこう語ります。
「私は病気や怪我を治療することに興味があり、美容手術には関心がありません。もちろん、乳癌の患者さんの乳房再建手術などには積極的に取り組んでいますが、単に美を追求する手術にやりがいを感じられないのです。」

一方で、テレビやSNSの影響で、ルッキズム(外見至上主義)がますます強調される時代において、美容医療の需要は今後も増え続けると予測されます。

4. 医療制度への影響

「直美」の増加が日本の医療制度に与える影響も無視できません。美容医療に従事する医師が増える一方で、保険診療を担う医師が減少すれば、医療全体のバランスが崩れてしまいます。国立大学や私立大学の医学部には国からの補助金が投入されており、その目的は国民全体の健康と福祉の向上です。しかし、「直美」が増える現状では、その目的が十分に果たされていないとも言えます。

一部の専門家は、新たな資格制度の導入を提案しています。美容医療を一般医療と区別し、より低コストで提供できる仕組みを整えるべきだというのです。しかし、現在の「楽して稼ぐ」という風潮では、この実現は容易ではないでしょう。

5. 若手医師の本音

最後に、「直美」の道を選んだ若手医師の声を紹介します。都内の大手美容外科クリニックで働く20代の男性医師は、こう語ります。
「1年目から年収2000万円近くて、普通の勤務医の2倍以上です。しかも、当直もなくてストレスが少ない。せっかく医学部を卒業して医師になったのだから、コスパのいい仕事を選んで何が悪いんですか?」

この言葉には、現代の若手医師たちが置かれた環境や価値観が凝縮されています。医療界の未来を考える上で、「直美」の存在を単なる一現象として片付けることはできません。日本の医療制度は、今まさに大きな岐路に立たされているのです。

厚生労働省

 


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